自殺の恐怖

うつ病で最も気を付けなければならないこと

うつ病は高齢者から子供まで、日本人の15人に1人は一生のうちに一度は発症すると言われています。 うつ病と診断を受けていない人でも、うつ状態に陥ったことのある人は多いのではないでしょうか。 多くの場合、何の治療も受けなくても、時間の経過、周囲の支え、環境の変化により、自分で回復することができます。 うつ病の多くは治療の有無にかかわらず2か月以内に回復すると言われています。 しかし中には重症化し、大うつ病へと変わっていく人もいます。 一番気をつけなければいけないのは自殺願望です。自分自身に価値を見いだせず、落ち込み、死にたいと思うようになります。特に産後うつの場合は子供を道連れに無理心中を図る場合があり、注意が必要です。

男性と女性の症状の違い

男女間でうつ病の症状にも違いが出てきます。男性の場合多く見られる症状として、 怒りっぽくなり、内にこもって孤立する。 お気に入りの趣味をやめてしまう。 飲酒の回数が増える。アルコールに溺れる 食欲のコントロールができない。 などがあげられます。 女性の場合は 気持ちの落ち込みが激しい。動揺する。 様々なことに無関心になる。特にファッションやお洒落に関心がなくなる。 自尊心の低下。卑屈になる などがあります。 男女の差でもっとも多いのは自殺願望です。こちらは圧倒的に男性に多く見られると言われています。 このように症状が違いますが、治療方法は基本的にはかわりません。 大切なのは本人が困っていること、悩んでいる症状に向き合い、改善していくことです。心身の十分な休息とメンタルケアが治療のカギとなります。

うつ病はどのような人がなりやすいか

現代社会は、仕事のペースがますます速くなっています。特にPCやスマートフォンの普及により、連絡手段が効率的になり、場所や時間を問わずに仕事に取り組めるという業種が多いです。このような業種に従事していると、真面目な人ほど仕事から離れられなくなります。そのため、追い込まれてうつ病を発してしまうようです。「自分は仕事ができない」「駄目な人間だ」と思いがちになり、不眠、食欲不振になっているのはうつ病の兆候です。うつ病だとわかったら長引かせるのではなく、治療に早く取り組みましょう。多少無理をしてでも休暇を取って診察を受け、治療に取りかかるべきです。長く症状を抱えているとうつ病が悪化し、治療が難しくなってしまいます。最近はうつ病の症状を訴える人が増えているので、治療は特別なことではありません。後ろ向きにならないでください。

精神科医に相談し治療にとりかかる一歩目

うつ病の治療には、まず精神科医にかかることです。インターネット上で探して、評判のいい精神科医を探すことから始まります。医院での診断の一例を記します。まずアンケートに自覚症状を記していきます。不眠や食欲のこと、自分の最近の落ち込み方、集中力などについてです。これらは点数化され、その点数によりうつ病の深刻さがまずは評価されます。次に看護師と、通院に至るまでどのような状況だったかをじっくり話します。仕事上の難題、ストレスだったり、家庭の問題だったり、原因はいろいろあるでしょう。今までの自分の職歴を聞かれたり、あるいは家族に同様の症状の方がいないかを聞かれるかもしれません。ここは正直に話したほうが、治療がうまく進みます。そして最後に精神科医とじっくり話し合い、今後の治療方針を決めていきます。職場が原因ならば勤務時間制限を勧告されたり、あるいは休職勧告がされるかもしれません。仕事が大事と思う方、同僚への迷惑を気にされる方もいるかもしれませんが、最後は自分の身体が大事だと思って、素直に指示には従うようにしましょう。